【モスクワ経由】近々シベリア鉄道が東京まで接続。【ロンドン行き】

・13500kmの鉄道の旅が実現

あの悪名高いシベリア鉄道がなんとわが国に接続される話が出てきました。

冬は氷点下30度+ブリザード

夏は蚊柱

風呂なしシャワーなし

食料は基本持参

暖房は石炭暖房

モスクワまで一週間乗りっぱなし

駅の売り子のおばちゃんのピロシキはうまいらしい

という我々一個人にとって現代においてはマイナスの方が大きいのでは?と思わざるを得ないあのシベリア鉄道が北海道まで延伸するそうで日本各地からロシアのウラジオストックとモスクワを経由しEU諸国まで列車の旅ができる事になるそうです。

H.I.S.シベリア鉄道乗車体験ツアー

・ロシアの副首相が明言

この話は「Siberian times」にロシアの副首相が語った話で、

プーチン大統領は本気だ」との事。

近々日本政府に提案すると共にロシア側は北海道方面に工事を始めるとしています。

これをもって島国としての日本は終了しユーラシア大陸と繋がるJAPANに生まれ変わるのでしょうか?グローバルスタンダードという点においては喜ぶべき事でしょう。

島から地続きになると競争力も増しますし日本の島である沖縄がとうとう超える事ができなかった「送料の壁」も超えうる可能性があります。沖縄の島豆腐屋さんはこの送料の壁を超える事が出来なかった為に首都圏に工場を新設しました。豆腐屋さんにとって莫大な投資と決断だったと思われます。そういうのがなくなる可能性を秘めているのが今回のシベリア鉄道延伸のメリットではないでしょうか。

資源を持ってきてもらって加工し商品にして送り返すという加工貿易にとっても良い影響があるでしょう。この分野は中国に取って変わられた気もしますが、まだ自動車産業では技術力も生産力も保持していて、わが国の基幹産業になっているのも事実です。

・ロシア軍の侵攻に使われる?

一方、手放しで喜ぶわけにも行かないのがロシアの怖いところで、あいつらが乗り込んでくるぞぉと考えるのも当然の話です。

ですが、最初のうちの静かな侵略は見た目の似ている中国人や韓国人の方を最も警戒せねばならずロシア人は見た目が全然違うので「もしも、彼らがエネミーになったとしても」見分けがつきやすいのでシビリアンコントロールのもとに指示1つで自衛隊さんたちが役割を完遂してくれることでしょう。

・もしくは脱出に使えるのか?

今は第三次世界大戦の前夜といっても過言ではない状況ですが、現在の情勢だと敵と見方の区別がはっきりしていないし今後もしないかもしれません。ロシアが自陣である保障もないですし裏切らない国家もないですが、空路と海路しか逃げ道のない日本にとって蜘蛛の糸になる可能性もあります

現に東日本大震災(3.11)時に福島第一と第二原子力発電所がおかしくなったタイミングでプーチン大統領は日本に向けて「シベリアだったら住んでもいいよ」と言ってくれた経緯もあります。他の国で自国の領土に住んでいいよと言ってくれた国はないのですし、あの時の回顧録で当時の管直人首相は「東日本の住人全員避難」まで考えていたと述べています。

地震大国で原発を50以上抱えるこの国がいつ完全に住めなくなるのかはわからないのです。あの原発の危機は地震によって起きましたが(東京電力は津波と言っていますが予見できたとして一審で敗訴)これが火山噴火でも起こりえるし訓練された1人の工作員でもステーションブラックアウト(全電源喪失)ぐらいなら起こせるでしょう。そんな現実に我々は住んでいて、たとえモスクワで拘留されることになっても国土の至るところが高線量で長くは持たない場所から離れる必要がある場合は出なければならないでしょう。その際、日本海側から国中の電車を総動員してロシア側に退避する道があるのと無いのでは天地の差でしょう。

そういう風に考えると今回のロシア側からの申し出は陸路で他国とつながれる数少ないチャンスの1つかもしれません。当然ですが、国境の管理は厳重にしなければならないでしょうし諸々のトラブルは発生するでしょうが、大陸で四方が他国に囲まれている国はそれが日常で当たり前の事ですので、日本人が国際感覚を身につける第一歩にもなるかもしれません

・それよりもロマン説?

某プレッパー(私)は元バックパッカーでしてこの鉄道の噂は聞き及んでいましたし過酷ながら美しい自然が見れるし、陸路でヨーロッパに入れるという意味の一種の憧れもありました。

ですが、ですが、あまりに恐怖で乗る事はできませんでした。レベルが低かったのでしょう。ロシアの国家のレベルも底辺にあった時代でしたのでいろいろ怖かったのです。

上で書いた様々なリスクは当然あるでしょうが、純粋に旅として考えた場合このルートは「覚悟」さえあれば面白くない訳がなく、地球の大きさを知る意味においても貴重なルートになるでしょう。今現在もウラジオストクやウランバートルや北京から乗れますが日本からは1回飛行機やフェリーでそちらまで向かわなければならず自宅の最寄り駅(某プレッパーの私は徒歩10分)から電車や汽車を乗り継いでアムステルダムやベルリンやロンドンに着けるというのは大変興味をそそられます。

しばらくは、多分wifiもなく本でも読みながら酒でも飲みながらどこまでも続くツンドラを眺めココではないどこかに運ばれて行くのは肉体的にはきついけど気持ちは踊っている状態になるのではないかと思います。

若干の恐怖を感じつつも私はこのプランを推し進めてほしいです。新幹線(Shinkansen)になったりしてね。私は回顧厨ではありませんが、日本は蜘蛛の糸1本ぐらいは抱え込めるぐらいの大きな心を持った国になってほしいものです。

また書きます。

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