後付けでプリウスにコンセントを。ガソリン満タンで一般家庭4日分。

・30型プリウス(ZVW30)ならO.K.

プリウス乗りの方に朗報です。トランクルームに家庭用と同じタイプのコンセントを後付けで取り付ける事が出来るようになりました。今のところ30系プリウスのみの施工になりますが、街中で1番多く走っているのもこの30系なのではないかと思われるぐらい売れている車ですね。中古市場にも多く出回っていて中古車買取・販売の大手ガリバーさんでも常時3000台近くの取り扱いがあります。→中古車のガリバー トヨタ プリウスの中古車を見てみる

・一般家庭4日分の電力を確保

電気依存の現代社会で、災害時にどのように電力を確保するのかは、私達にとって大きな課題ですが、今回登場した「LIFE PLUG ライフプラグ」という原田車両設計さんが生み出したキットは、「後付けできるコンセント」で、プリウスのガソリンが満タンの時だったら大体4日以上の電力を供給できるコンセントを今、プリウスを乗っているあなたの車に取り付ける事ができるという商品です。

・走行に必要の無い動力をバッテリーに充電する機構だから可能になった。

もともとプリウスは、動力分割機構式という、走っている時に走行に必要の無い動力を発電にまわしてバッテリーにためることができて、それを走行にも使うという実に無駄の無い機構を搭載していて、それによってJC08モード燃費で、32.6km/Lという低燃費を確立した車で当時(ほんの少し前)の世界記録を達成した車です。今回はその発電機能を走行の方ではなく家庭に向けて流してくれるので、低燃費でありながら家の電気も何とかしてくれるという話なのです。

・4日分てどれぐらいなの?

4日分といってもわかりにくいので一例をあげてみます。

1000ワットの炊飯器でご飯を炊くと大体400回炊けます。(おにぎりで換算すると7000個から10000個です)スマホなら4000台の充電相当。

都市部の一般家庭や住宅地に住んでいらっしゃる方にとってはとても大きなアドバンテージになるのではないでしょうか?田舎の方は直火でいくわ(良い悪いは別にして)と思ってるかもしれませんが、パソコンやテレビなども使えガソリンの保管が容易である点もメリットはあると思います。震災時に懐中電灯やランタンなどで夜明かしした方は明かりの重要性を深く認識しましたよね?あの時発電機を持っているお宅は普通と変わらない暮らしを継続しました。某プレッパー(私)は田舎の都市に住んでいますのであの時の装備はアナログが多かったので明かりは灯油ランタン(楽天で買っていた・灯油18リットルで半年の明かりを確保)でした。一方、心配で見に行った義実家の方は嫁の弟の仕事で使う発電機があったので明々と照明が点り80インチ?の大型テレビでNHKを見ていた。というちょっと負けた感のある311の夜の状況でした。(被災地の状況はよくわかりませんでした。)もっとも義弟宅は食料が微妙でしたので、私の備蓄の鯖の缶詰を1箱置いてきました。

・リスクの分散は基本

有事の際はなにがどうなるのかわかりません。なので様々な想定をしそれがだめならBプランといったかたちで次々と策を講じなければならない事もあります。電源の確保は照明だったりご飯の確保だったり寒さ対策だったりと多岐にわたって「大元がだめなら全てだめ」的な状況をうんでしまう可能性もあるためどうぞ分散して考慮してください。

・今回のライフプラグについて

公式ページはこちらです。【原田車両設計株式会社】取り付けはトヨタのディーラーさんで1時間で終わるそうです。価格はオープンプライスなので販売・取り付けする場所によって違いますのでお問い合わせください。

・アウトドアでも使えますのでレジャー的にもおすすめ

今回のライフプラグはキャンパーさんにとっても面白いモノでどこでも外部電源を取れますのでキャンプはもちろん地域のお祭りの外部電源になったり、愛知県の避難訓練ではプリウスでご飯を炊いたりと活用の幅はとても広いものです。今現在他の車種にも取り付けられるように開発を行っているそうですので、他車種の方はPHEVか発電機対応で待ちましょう。もしくは、早めの発電機の確保を。

また書きます。

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