【悪魔の火】火災旋風の撮影に成功【動画】

・火災旋風とは?

山火事や都市部で火災が密集した際に発生する炎の旋風でメカニズムはまだ解明されていませんが、温度は1000度を超え内部の風速が秒速100メートル以上という巻き込まれたら絶対助からず、近いというだけで輻射熱で呼吸器をやけどでやられる為窒息死するという非常に恐ろしい現象です。

・今回の動画@場所はポルトガル

ポルトガルで「悪魔の火」出現、現地テレビ局が撮影


何と恐ろしい現象なのでしょう。発生しない事を祈るばかりですが、過去の日本でも片手で足りないぐらい発生していますので過去の事例を見てみましょう。

・過去に火災旋風が発生した事例

では過去にいつそういう怖い火災旋風が起こったのかは以下の通りです。

東日本大震災(311)の気仙沼市内

リスボン地震

関東大震災

ハンブルグ空襲

ドレスデン大空襲

東京大空襲

広島市への原子爆弾投下

長崎市への原子爆弾投下

近年のカリフォルニア州での大規模な山火事

ケンタッキー州のジム・ビーム(ウイスキー)の貯蔵庫火災

主に空襲や地震の火災と山火事や大規模な事故で起こる現象ですね。正式なソースは見つかりませんでしたが阪神・淡路大震災での神戸市長田区でも発生したと伝えられています。

現在恐れられている首都直下地震(南関東直下地震)や北朝鮮からのミサイル攻撃なんかでも火災旋風が発生する可能性は大きいのではないかと思われます。

・関東大震災の例をピックアップ。

ではいったい火災旋風が起こった時とはどんな状況なのか?関東大震災時の状況を把握してみましょう。

1923年の9月1日11時58分32秒頃、相模湾を震源としたマグニチュード7.9震度6の地震が発生しました。

地震による被害者の状況は各震災で特徴があり、東日本大震災(311)では溺死、阪神・淡路大震災では圧死で、この関東大震災では焼死が圧倒的に多いのです。

もちろんこの時も津波は発生していて、房総半島では10メートルを超えた津波が発生し、鎌倉由比ヶ浜では局地的に9メートル藤沢で5~7メートルの大波が押し寄せています。

ですが、死者の数は圧倒的に火災での焼死がほとんどで、複数の火災旋風が発生し旧東京市の43パーセントを焼き尽くし40時間以上燃え続け全体の犠牲者10万5385人のうち火災での犠牲者が9万1781人と約9割の方々が火災で亡くなっています。

この時の火災旋風の高熱で溶け曲がった鉄骨の塊が今も東京復興記念館にあって見学する事ができます。

この時震災に巻き込まれたノーベル文学賞作家の川端康成

本郷区(現・文京区)の下宿で震災に遭い、野外で寝泊まりした。水とビスケットを携帯して今東光と共に芥川龍之介も見舞って3人で被災地などを歩き廻った。何千人もの遺体を見た川端は、「最も心を刺されたのは、出産と同時に死んだ母子の死体であつた」と語っている

とし、当時のサンデー毎日で連載していた「芥川龍之介氏と吉原」では、

吉原遊郭の池は見た者だけが信じる恐ろしい「地獄絵」であつた。幾十幾百の男女を泥釜で煮殺したと思へばいい。赤い布が泥水にまみれ、岸に乱れ着いてゐるのは、遊女達の死骸が多いからであつた。岸には香煙が立ち昇つてゐた。芥川氏はハンカチで鼻を抑へて立つてゐられた。

と書いています。悲惨な例です。さらに、文学博士の河竹繁俊氏は

本所被服廠跡にほど近い南双葉町の自宅(黙阿弥旧宅)にて被災。避難途中に家族とはぐれ、人の波に流され火の手に追われながら南下、月島を目指すが、黒江町で迷い、狭い路地を抜けて越中島の原へ逃れた。夜9時過ぎ、原の三方が火の海となったが、雨のように降りかかる火の粉で燃え上がる草や荷物を、翌9月2日明方まで水溜りの水で消し止め戦い通した何万人かの人たちと共に助かった。はぐれた家族のうち幼い長男が死亡した

とされています。

つまり、おこったら結構絶望的で「イザ」という時の「備え」と「プラン」と「行動力」を持て事に当たらないと、家族共々悲惨な結果になってしまう事が容易に想像できます。

・何処にも逃げ場所なんかない事を踏まえての対策

じゃあどうしたらいいのか?という話ですが、対策的には各々で状況が違いますのでなんとも言えませんが「」ぐらいはあったほうが脱出の為に役立つ可能性はあると思います。

某プレッパー(私)は地方在住で車無しでは生活が難しい環境に住んでいますので夫婦で3台自家用車を所有しています。内一台は私の趣味や断舎利して備蓄スペースを捻出する為に買った軽トラ(笑)です。そしてその中にも防災グッズを装備しています。3台ともです。熊本地震の車中泊は記憶に新しいですが、ああいう状況にも使えますし、決めたらすぐにエリアからの脱出が可能です。

でも車って防災グッズとしては高いですよね?そしたら安い車を安い駐車場に止めて置けばいいのです。「究極的には脱出の為の所有」です。

最近見つけたガリバーフリマをご存知でしょうか?ここは車の売買の有名店なので説明不要かと思いますが、そこが中古車の個人売買の仲介を始めました。そして、すっごく安いのです大体3万円ぐらいから車検の残っている車が買えます。安いでしょ?

防災アイテムとして、脱出グッズとしての車なら中古の軽でも家族4人は逃げる事が出来ます

そもそも火災旋風は地震の起こった直後に発生するものではなく、少し(具体的にはケースバイケース)時間的な余裕があるのです。

小規模な火災と小規模な火災が合わさって大規模火災になってそれが合わさって火災旋風が発生するのです。ですので、道路に亀裂ぐらいはあるかもしれませんが、急いで逃げれば間に合うかもしれない現象なのです。

ですので、多少の投資が出来る方は是非安くとも走ればいいし死ぬよりましなので安い車を一台所有する事をおすすめします。もちろんバイクでもOK.で全然違う結果になりますし生存率が上がる事はあっても下がる事は無いでしょう。維持費であれならあれですが。

そして逃げるのは首都圏から放射上に逃げてください。海は津波ですので距離を取って走ってください。今の軽自動車はどんなタイプでも荷室に45リットルぐらいのバックパックが2個ぐらいは余裕で入りますし後部座席も使ったら相当量の荷物がつめます。

某プレッパー(私)は普通車で脱出を想定していますので衣装ケース2個分の装備や食料などと大小2個のバックパックを積んで出る事にしている為、まあ取れるだろうというところにその機材を準備してあります。多少重いですが積んでしまえば後は逃げるだけです。

そんな感じでガリバーフリマが凄く安いのに気付いたので必要な方は入手してください。ちなみに出品もできます。

皆様が火災旋風なんぞに遭遇しないことを祈念しています。

また書きます。

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