・エアルームとは？
前回の記事の続きのような感じの中身ですが、エアルームという品種を紹介したくて書いてみました。
前回の記事はこちらです。↓
【固定種】春なので来年用の種を採れる野菜を植えよう【エアルーム】
エアルームとは？いわゆる「固定種」の一種で何が凄いのかといいますと「この種は先祖代々続いている種である」ということです。例えばですが、昔々アフリカから南米や中米、北米あたりに命がけで移民したご先祖様がいました、そのご先祖様は財産とよべるものは何も無くほぼ空手で海を渡ってきました。唯一持ってこれたのはポケットにある一握りのトマトの種でした。その後そのご先祖様は森を開いたり誰かの下できつい労働をしたりしながらふるさとから持ってきた種を大事に大事に守り育て100年や200年もの間子孫に受け継がれまた大事に育てあげられたトマトで、その実ったトマトの中のたねは植えればまたそのトマトを実らせるというドラマと歴史と生命力と人間のあらゆるが詰まった種なのです。しかも育ったトマトの中から選別して種を選んでますので時代が進むごとにどんどんおいしく美しくとクオリティが上がってきているというなんともロマンを掻き立てられる「野菜の種」なのです。
・アーミッシュの方々の種がとても原種に近くてリスペクトです
アーミッシュとは？amishとはアメリカを逆三角形で表したときに右肩あたりの五大湖の近くやカナダに住んでいるドイツ系移民(一部オランダ)の方々で電気や電話などの現代の道具やエネルギーを使わずに移民してきた時代の生活様式を守りながらキリスト教を深く信仰し自給自足で暮らしているというとてもリスペクトな方々なのです。
・その方々が守り抜いてきた種が昨今インターネットで購入できるようになりました。
凄いことです。長い長い時間守られてきた種がマーケットに出回ってるのです。どんな作物なん？という方のためにgoogleの画像検索のリンクを張っておきます。↓
googleで「amish tomato」の画像検索を見てみる
どうです？すごく個性的で原種に近くスーパーでは売っていないトマトではありませんか？ですが、こういうトマトは大きさが不揃いだったり、色がまばらだったりと原種に近い分だけ個性的ですので、種屋さんが主催者の作りやすい見た目がいいとかのコンテストではけして上位には入れないのです。農家さん向きではないですもんね。でも、このトマトは農家さんが作っているスーパーにある均一化されたトマトにはないメリットがあります。それは、先に言ったとおり、永続性があるという点です。これは大きなアドバンテージではないでしょうか？
たとえばあなたが後50年生きるとして50回も種の選別ができてそれを子孫に渡せるというのは、あの世に行ってから下界を眺める指標にとても面白い材料ではないかなと思います。
・何処で買えるの
楽天とアマゾンとヤフーショッピングあたりで検索してください。リンクは下からどうぞ。
どうせ育てるなら面白く素敵でプレッパー的なものがお勧めです。味も原種に近いですのでサラダとかにおすすめなのですが、果汁100パーセントのトマトジュースも疲れが取れやすい気がするので試して欲しいです。
また書きます。